色彩をとおすから、見えてくること 〜旧友のパーソナルカラー診断〜
先日、旧友がパーソナルカラー診断に来てくれました!
中学時代からの友人。
部活もバレー部で一緒、クラスも2・3年時一緒
中学卒業後の進路はまったく別々でしたが、
その後もちょこちょこ会い続け…
働くエリアが不思議と重なり続け…
お互いの結婚式にも参列し…
そしてなぜか、わたしがターニングポイントに立った時、必ず連絡をくれる(今回も、わたしの新たなスタートを察知して連絡をくれました笑)。
そんな、不思議な縁を感じる友人です。
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診断では、最初に簡単なカウンセリングを行います。
純粋に好きな色/苦手な色、
服やコスメでよく使う色/避けがちな色、
挑戦してみたい色やファッション、
ファッションやメイクで悩んでいること…
などなど。
友人のお悩みは
「イエベ/ブルベ、一体なんなのかよくわからない」
「センスに自信がない」
とのこと。
わたし個人としては、友人のことを「センスがない」と思ったことがなかったのですが、
洋服を買う際、どう着回せば良いか悩んでしまうことが多い、というお悩みでした。
というわけで、
・それぞれのシーズンの色がどんな特徴を持つのか
・調和する色はどんな特徴をもつか
・手持ち服との取り合わせのコツ
をお伝えすることを目指し、診断をスタートしました。
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診断結果は「サマー」。
柔らかく、涼しい、明るめの色で、
内に持っている優しさが引き出されつつ、すっきりとした印象になりました。
ダークだったり、鮮やかで濃い色を使うと、キリッとして強さや重たさが出る感じに。
友人曰く
「暗めの地味な色ばっかり持っていた…。合わせやすいかな、と思って」
ダークな色(オータムやウィンターの色味が多い)の手持ち服と合わせるなら、
トップスや顔まわり(ピアスやストール)に
明るめの寒色(ブルーやパープル系)を持ってくるとよいとお伝えしました。
さらに、
「服では難しいからせめて、と思って、タオルみたいな小物系でサマー色を選んでいた」
「リップは好きな色選んでたから嬉しい」
「好きな色でいいんだ!」
とのこと。
こんな風に喜んでいる様子に、
わたしの方が嬉しくなりました。
こういう「本当は挑戦したいけど…」の気持ちを封印している方、たくさんいるんじゃないかと思っています。かつてのわたしもそうでしたので……。
だから、友人からこの言葉を聞けて、嬉しくてちょっと泣きそうになりました笑
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カウンセリングやドレープをあてて診断をする時間を通して、友人の新しい一面に触れたような感覚がありました。
長年の付き合いのせいで、いざ診断するとなると少し気恥ずかしさがありました。
真剣な顔を見せるのは、バレーの最後の試合以来だったでしょうか笑
授業参観のときのソワソワを思い出したりもしました。
でも診断を始めたら、
「この色でこんなに輝くのか」
「あの人と同じサマータイプだけど、友人はよりスッと爽やかな色で魅力が増すなあ」
こんな風に新しい発見が次々にあって、
恥ずかしさなんてすっかり忘れ……
今までとは全く違う角度から友人と向き合えた感じで、
見えていなかった友人の一面が、色彩によって鮮やかに浮かび上がってきました。
一方で、
「リップの色、どんぴしゃ。さすがコスメ好き」
「この目元がいいんだよね」
「相変わらず肌綺麗だなあ」
など、友人の素敵な一面を改めて感じることもできました。
こういう時間は、例えばご飯を食べながら話をするのとは、ひと味違った楽しさ・面白さ・喜びがあると感じます。
たぶん、それだけでは感じられないことをたくさん共有できる時間。
「色彩」を介在させたからこそ、友人の良さ・素敵なところをはっきり感じることができるのではないか、と思うのです。
パーソナルカラー診断はただ「似合う」を見つける作業ではない。
色彩をとおして、その人の「素敵なところ」が見つけている。
もし、その人が自身の「素敵なところ」に気づいていない、
あるいは、忘れているのだとしたら、
「色彩」をとおして、それを見えるようにする。
パーソナルカラー診断の本来の目的は、
こういうところにあるんじゃないかな……
改めて、こう感じさせてくれる時間でした。